【クニマス探求】保護か駆除か?「正解のない問い」に挑む

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1つの「奇跡」が突きつける、安易な答えの出ない葛藤に挑む

かつて秋田県の田沢湖で絶滅したとされ、70年の時を経てここ西湖で奇跡的に再発見された魚「クニマス」。
なぜ彼らはこの場所で生き延びることができたのか? そして、人間の都合によって運ばれてきたクニマスは、「守るべき奇跡の宝」なのか、それとも固有の生態系を乱す「外来種」なのか——?

このプログラムには、教科書が教えてくれるような「たったひとつの正解」はありません。
科学的な生態系バランスの視点と、人間の歴史・文化の視点を交錯させながら、複雑な問いに対して自分の頭で考え抜き、言葉を紡ぎ出す探究ワークショップです。

プログラム概要

対象:小学生から高校生の探求学習

分野: 環境倫理、生物多様性、外来種問題、ディベート

所要時間: 約1時間~1時間半(調整可能)

実施場所:屋内ワークスペースと西湖湖畔

移動方式: 徒歩(湖畔への移動)

対応人数: 20名〜

体験料金:550円~

プログラムスケジュール
  • ①30~40分
    インプット講義

    富士山・西湖の成り立ちと、クニマス絶滅〜再発見の歴史をレクチャー。

  • ②10~20分
    クイズワーク

    クイズを通してクニマスの生態や環境保全を理解。最後に「答えのない問い」を出題します。

  • ③10~20分
    観察

    西湖畔へ移動。クニマスが生き延びた湧水ポイントと扇状地の関係を観察。水にも触れてみます。
    ※雨天の場合や設定時間が短い場合などは、省くことがあります。

  • ④10~20分
    ディベートと発表

    ワークスペースでグループ討論。「自分たち答え」を発表・共有。

このプログラムで育む4つの力


批判的思考

「正しい/間違い」「善/悪」という単純な二元論に陥らず、物事の多面的な背景を分析する力を養います。

対話と合意形成の能力

正解のない問いに対して、異なる意見を持つ他者の視点を尊重しながら、議論を深める対話力を育みます。

環境倫理と生物多様性の深い理解

人間の活動が自然環境や他生物の運命に与える重大な影響について、生命倫理の視点から考察します。

言葉にする表現力・決断力

葛藤の中で自分なりの「考えの根拠」をロジカルに構築し、自分の言葉で表明するプレゼンテーション力を培います。

樹海探究 4つのステップ

【Step 1:始まり】「絶滅」という静かなる終わり

加速する地球上の種消失の現実と、70年振りに西湖で見つかったクニマスの衝撃的な背景を知ります。

【Step 2:想像する】水深30メートルの「揺りかご」を想う

西湖畔に立ち、クニマスが密かに命を繋いできた水深30mの冷たい湧水領域に目を向け、見えない水の道と生命のしぶとさを実感します。

【Step 3:話し合う】正解のない葛藤「守るべきか、拒むべきか」

「人間の手で運ばれた種をどう扱うべきか?」生態系保全と文化・歴史継承の2つの立場から、グループで熱く議論を交わします。

【Step 4:学び】「複雑なものを、複雑なまま受け止める」力

安易な結論を出して終わりにせず、モヤモヤ(複雑さ)を抱えたまま考え続ける姿勢こそが、これからの時代に求められる力であることを学びます。


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