雨が続いています。
たまに晴れ間がでると、動物や鳥たちが姿を現します。
水場には子育てを無事に終えたらしいキビタキがいました。もうしばらくすると南へと旅立つのでしょう。
目線を足元に移すと、雨の恵みで、キノコが元気に顔を出しています。








キノコには木を分して生きるタイプがいます。一方的に分解していくように見えますが、もちろん「分解される側」にもまわります。
硬いサルノコシカケにはヤスデが群がります。その様子は「もののけ姫」にでてくる「タタリ神」のようです。

美味しいキノコは動物や人間にも食べられます。
「絶対食べさせない」「触ることすら許さない」という凄まじい意志を感じるカエンタケですら、毒の効かない小さな虫やダニなどに齧られ解体されていきます。

先週あたりから顔を出し始めた猛毒カエンタケ
寄生されるキノコもいます。
この派手な蛍光オレンジのキノコは、別の菌に全身を乗っ取られて、餌にされている最中です。

そのすぐそばで「森のクリオネ」みたいな顔をして咲くランは、暗い森で生き抜くために地下でしっかり菌類からエネルギーを吸い上げています。

分解者だと思っていたものが、次の瞬間には誰かの餌になり、奪う側と奪われる側が目まぐるしく入れ替わっていきます。
誰もが誰かの分解者であり、誰かの栄養です。

