自然の中には情報が溢れています

未分類

気温が高くなり、湖に出ることが多くなってきました。

今年は冬の雪が少なかったせいか、水位がかなり下がっています。その影響で、水面から顔を出す溶岩の壁がいつもよりも高く見えます。壁に残る黒と白の境目が、通常の水位の跡です。岩の成分が水に溶けて色が抜けたのかと思っていましたが、実は逆で、珪藻が付着して白くなっているのだそうです。
溶岩帯のすぐそばでは大きなコイが泳ぎ、ブラックバスはペアリングの最中でした。湖上には、まだキンクロハジロの姿がありました。通常ならすでにシベリアへ帰っているはずですが、何かあったのでしょうか。

樹海の森の中では花が咲き、苔は青々とし、植物たちはせっせと新芽を出しています。この時期、植物の新芽には赤みがかったものが多いことに気づきます。これはまだデリケートな組織を紫外線から守る「天然の日焼け止め」なのだそうです。赤い色素(アントシアニン)がフィルターとなって葉を守り、また緑を目印に食べる葉を探す虫たちの目から隠れるためのカモフラージュにもなるとのこと。やがて成長し、緑色に変わると、いよいよ光合成を始めます。それぞれの生存戦略を駆使して命を輝かせています。
私は、青々と葉を茂らせたクロモジを少しだけお茶にしていただきます。

先日まではまだ生え始めのやわらかい「袋角」だったシカも、いつのまにか立派の角を生やしています。人がいなくなった、夕方のゴルフ場を我が物顔で歩き、草を食べていました。陽が落ちると今度はタヌキたちが活動を開始します。

湖の鳥たち、森の木々、菌類たち、そして動物たち。
私たちは今、多くのことを「文字や言葉の情報」に頼って判断していますが、彼らが動く基準は、目の前にある色や気配、温度や湿度、あるいは自分自身の体の声のようです。
スケジュールや数字を優先する日常のなかで、私たちはいつのまにか、肌で感じるもの、身体が発する声や、目の前にある変化を見落としてしまっているのかもしれません。そう考えると私自身もスマートフォンに表示される温度を見て暑い、寒いと判断しているかもしれません。

時には数字や文字の情報から少し離れて、五感を使って感じて過ごしたい。陽が沈んだら暗くなって夜だし、陽が登れば明るくなって朝です。そんなリズムの中で生活できるといいな。

…..なんてことを書いていたら、いつの間にか5時だ。もういかなきゃ。

タイトルとURLをコピーしました