アナグマと桑の実

日々の暮らし【富士山麓の生活】

5月の初めには葉もまばらだった桑の木も、今はしっかりと実をつけ、鳥たちがついばんでいます。
熟れて落ちたものを狙って、今年もアナグマがやってきました。
視力は弱いですが、一般的に嗅覚が優れていると言われます。確かに一生懸命、地面に鼻をつけ匂いを嗅ぎながら歩いているのですが、目の前にある熟れた桑の実も見逃したりします。どうやら嗅覚も当てにならないようです。
これからしばらくは地面が桑の実だらけになるのですが、虫に食べられたり、微生物に分解されたりして、いつの間にかなくなっています。
そして晩秋になると葉を落として地面が葉だらけになりますが、これもいつの間にか分解されてなくなります。
冬が過ぎ春になると、桑の木はまた新しい葉を出します。
そんな当たり前のことが繰り返されています。

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