小雨の中、樹海を歩きました。
梅雨時期は苔や植物は生き生きとし、きのこにはパラダイスです。
先ずは緑鮮やかな苔ですが樹海では特に重要な役割を担います。
溶岩台地の上に形成された樹海には水がほとんどありません。そして雨が降っても溶岩の穴を通って地下へと落ちていきます。これでは植物は水を得ることができません。
ここで活躍するのが苔です。苔は雨水や大気中の水分を吸収し蓄えます。
この水を様々な植物が利用しているんですね。
苔は樹海の命の源と言ってもよいかもしれません。
そして次はきのこ、菌類です。
木の根に付いて、地中に菌糸のネットワークを張り巡らせます。このネットワークで木と養分の受け渡しをしたり情報を伝達したりします。倒れた木や弱った木を分解し大地に戻していくものもいます。
このようにこの小さな生物たちは今日も森の中で活躍しています。
雨が降っても楽しめることはたくさんありますね。























