いつもの雄鹿が、ハーレムを作るために山から降りてきました。
家の周りの森は、雌鹿と仔鹿たちが暮らす母系グループの縄張りになっています。普段、雄鹿たちはオス同士で群れを作り、別の場所で行動しています。わたしは勝手に「青年団」と呼んでいます。
今年は、いつもの雄ともう一頭、若い雄も降りてきました。



ベテランと一緒に行動していないところを見ると、どこかでチャンスを伺っているのかもしれません。
とはいえ、顔つきも、角の立派さも、体格も全く違います。真正面から挑んでも、とても勝ち目はなさそうです。
今年はまだ遠巻きに様子見でしょうか。しかし、そこは厳しい野生の世界。ベテランが少しでも隙を見せれば、一気に仕掛けるのかもしれません。
そうやって挑み、学びながら成長し、いつか世代交代の時が訪れるのでしょう。
夜になると、森からは雄鹿の高鳴きが響いてきます。その鳴き声がわたしに本格的な秋の訪れを教えてくれます。

